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次世代型産業用3Dプリンタについて

3Dプリンタ技術について

直接、金属部品を作成するその方式は、これまでの加工法ではできなかった3次元データから、
ダイレクトに製品を製造できることから、究極の三次元複雑形状品の製造できる画期的な技術
といわれています。
3Dプリンタについて

3D積層造形技術について

現在進められている3D積層造形技術の一部について以下に示します。

SLM セレクティブレーザーメルティング

この技術の特徴は、材料粉末を敷き詰めたパウダーベッドにレーザーを照射し、
任意の部分を溶融させ、積層させることです。
主に一体構造の製品や部品、ゼロから作らなければならない製品造形に向いています。

SLM20150416

LMD レーザーメタルデポジション

この技術の特徴は、材料粉末とレーザーを同時に照射し任意の部分を溶融させ、積層させることです。
主に複層化、すなわち異なる金属材料の積層や、既存製品の補修や再製作、小型製品の造形に向いています。
LMD レーザーメタルデポジション

粉末積層溶融法について

次に粉体金属を溶融させる技術、粉末積層溶融法について以下に示します。
この方式には現在、レーザー溶融と、電子ビーム溶融とがあります。

レーザー溶融

レーザー溶融の特徴は、高密度、高強度品の製造が可能で、三次元複雑形状品の製作も可能です。
また電子ビームより高精度造形が可能となっています。

レーザー溶融

電子ビーム溶融

電子ビーム溶融の特徴は、高密度、高強度材料の製造が可能で、高真空中での造形の為、
チタン合金など生体材料の製造に有利です。
またレーザー溶融よりも高速度造形が可能となっています。

電子ビーム溶融

新たな市場用途について

次世代3Dプリント技術は、芸術やホビー用途だけには留まりません。
強くて軽いことが求められる航空宇宙関連や、自動車関連、また、インプラントなどの医療分野など
次世代3Dプリンタ技術は、日本の未来を私たちの未来を豊かにしてくれるのです。

新たな市場用途について

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